GPTのAPI利用
GPTを使いだして3カ月ほど経ちました。
何ができて何ができないか、少しずつわかってきたので、何に使うべきかもだいぶわかってきたように思います。
この3カ月、仕事をしながらLINEのボットをいくつか作ってみました。
結論としてはGPTを利用したLINEボットは日常生活に今のところ入って来ないということがわかりました。日常的に利用していません。
LINEボットは以下のようなものを作成しました。
1.私のスケジュールやtodoのデータを持たせた個人秘書ボット
GoogleカレンダーとGoogleのtodoサービスのデータをGPT-3.5-turboに渡して、明日の予定や空いてる時間などを教えてくれるボット。
作りとしては、LINEからGoogle App Script(GAS)にメッセージを渡して、GASがカレンダーなどのデータを取得して、GPTのAPIにまとめて文章として渡し、返ってきたメッセージをLINEに返すというものです。
カレンダーの解釈などは思った以上にGPTが正確にやってくれるのでそこは問題がないのですが、思った以上に私のスケジュールがスカスカで、LINEで教えてもらうまでもないということであまり実用的ではありませんでした。作ってはみたもののほとんど使っていません。
技術的な問題ではなく、予定が少なすぎるので個人秘書が必要ないということがわかっただけでした。
2.英語を教えてくれる英文添削ボット
英文を送信すると、明るく楽しい感じで返事をしてくれながら文法的な間違いや改善点を指摘してくれるという英語学習用のボットです。
GPT-3.5でも十分正確に添削をしてくれて、本気で英語学習をしようという方には夢のようなボットではないかと思うのですが、ここでも問題になるのがぼくの英語勉強の意欲があんまりないということでした。
英文を入力しないと返事をしてくれないというところが問題と言えば問題です。できれば英文を入力する前にそっちから話しかけて欲しいと思うのですが、そういう趣旨のものではないので仕方ないような気がします。
上記のようにLINEでボットを作成しても、それが便利な機能であったとしても、動機や目的がなければ利用しません。
サービスを作成する際に考えるべきは「こんなものがあれば便利だろうな」ではなく、「今、まさにこれに困っている」という解決すべき問題の核心を見つけるということ、もしくは「めちゃくちゃ楽しくて使わずにいられない」というワクワク系のアイデアかのどちらかだと思いました。
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