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屋号「カーネルスミス」について

カーネル(kernel)とは、パソコンの奥深くで動いている大切なソフトウエアのことです。
また、桃など果物のタネの中心部分や問題の真髄、核心という意味もあります。

スミス(smith)は職人を意味しています。
「カーネル・スミス=パソコンの問題を解決する職人さん」というイメージでこの名前をつけました。

課題や問題点は表層だけを見ていては解決方法を見つけることができません。
目に見えている問題をいろいろな角度から観察し、その中心にある本当に解決すべき核心を見極めること。
これが効率よく効果的に課題を解決する第一歩ではないかと思います。

できるだけ核心を正確につかみとること。
そこに優先してコストをかけること。
限られた資源を効率的に使うために大切なことではないかと思っています。

と、ここまでは、実は表向きの話です。
銀行さんとか、まじめな話をする勉強会などではこうやって説明しようと一所懸命考えた屋号の由来です。

ここからはあまり大きな声では言えないのですが、カーネルスミスという名前をつけたのには別の、本当の理由があります。

僕は、学生の頃から深夜にテレビで放送されていた「特攻野郎Aチーム」というドラマが大好きでした。
特にリーダーのジョン・ハンニバル・「スミス」大佐は、どんなピンチに陥っても平然と葉巻をくわえて、ジョークを飛ばしながら悪者たちをマシンガンでやっつけていて「かっこ良い!」と思っていたのです。

大人になって社会にでてみると、Aチームほどではないですが僕にも何度かピンチがおとずれました。
上司がすごい怒ってるとか、案件が炎上してるとかそういう、胸が苦しくなって気持ちが茶色くなる思いを何度もしました。

その度に僕はAチームのスミス大佐のことを思い出しました。
大佐は悪い奴に捕まって殺される寸前という絶体絶命の時でも、にっこり笑ってジョークを口にしていました。

状況はいろんな原因が絡み合ってできあがります。
でも、悪い状況に飲み込まれてシワシワになっていても何も良いことはありません。
本当に何一つ良いことがないのです。
お腹の調子が悪くなるだけです。

スミス大佐のように、何事にも動じない大人になりたいと思っていました。今でも思っています。
まわりの仲間やお客さんと、お互いに気持ちよく、できれば楽しく仕事をするためにも、厳しい状況や難しい場面でもできるだけ飲み込まれないようにしようと思います。
その気持ちを忘れないためにカーネル(大佐)・スミスという名前をつけました。

「頼りになる、神出鬼没の特攻野郎Aチーム。困ったことがあったら、いつでも呼んでくれよな。」
決め台詞も最高なので、こんな感じでお客さんに頼りにされるようになりたいと思います。