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PROFILE

事業概要

阪本 浩介 (さかもと こうすけ)
海の見える小さな町で1976年に生まれ。現在、二児の父。

小学生の頃、家にパソコンがやって来ました。
当時流行していたファミコンと比べると信じられないくらいきれいな映像と、複雑な和音を奏でる音楽に衝撃を受けました。

奥の深い、謎に満ちたパソコン専用のゲームを遊ぶことができる。
なにより、キーボードで文字を打ち込めば自分でゲームを作ることができる。
私はその無限の可能性にすっかり魅了され、パソコンに夢中になりました。

それから毎月「マイコンBASICマガジン」という月刊誌を買って、本に書いてあるプログラムを打ち込んだり、改造したりして自分なりにプログラムの勉強をしました。
頭の中では「こんなゲームを作りたい」というアイデアが次から次へと湧き上がっていました。

次々に、画面いっぱいに迫りくる敵ロボットを、西部劇のガンマンよろしく銃で撃ち倒す、FPSゲーム。
自分の設計した宇宙船で宇宙を航海する、壮大なスペースシミュレーションゲーム。
頭の中では、夏の入道雲のように画期的でおもしろいゲームのアイデアが際限なくもくもくと湧き上がり、あとはプログラムを書くだけでした。

ただ、小学生の自分にとってプログラムは思った以上に難しいものでした。
壮大なゲームのアイデアは一向に形にならず、「ボタンを押すとブロックがぴょんとジャンプする」という断片的なものを作るのでさえ大苦戦をしていました。

それでも、中学の進路相談で「将来はプログラマーになりたい」と先生に言ったことを覚えています。
将来はゲームプログラマーになって、自分で考えた最高におもしろいゲームを作るんだ。と私は夢をふくらませていました。

それから月日が経ち、音楽に夢中になったり、世界を旅するのが自分の使命だと思い込んだり。
いろんな枝道をうろうろ彷徨って、やがて青年になった私はプログラムとは何の関係もない仕事について、それなりに一所懸命会社員をやっていました。
年長の方にたくさんのことを教わりました。目標を達成したり、すごい失敗をしてめちゃくちゃ怒ってる上司に蹴られそうになったり、仲間ができたり。たのしく会社勤めをしていました。

でも、なにか、どこか不安がありました。
なにか間違ってるような気がしていました。
間違ってるとわかっている道を、引き返すことが怖くて仕方なく進み続けているような、不安で足元がむずむずするような感覚がありました。

私はその頃、何度も転職を繰り返していました。
そして、30歳を過ぎたある時、ここで道を選ぶしかないと腹をくくりました。

どうやら自分は「職人」になりたいようだ。
実際のところ、それはずっと昔から思っていたことのようでした。でも、自分がなにになりたがっているのか、その時まで自分でもよくわかっていなかったようでした。

今振り返って、やっとそれを言葉にできるような気がします。

自分という人間は、組織に所属し居場所を作って組織の拡大に貢献するということよりも、
自分の腕を磨いてどこでも生きていける人間になるという生き方の方が、より「やる気だして」生きることができる。
単純に、自分というのはそういう種類の人間なんだと思います。

とりあえず職人になるという方針は決まりました。何の職人になるのか。
もうそれは、ひとつしかありません。私が目指すべきはプログラマーです。幼い頃に夢見たプログラマーになるのです。

その当時「プログラマーは35歳が限界」という説がまことしやかにささやかれていました。
すでに30歳を越えていたので、一刻の猶予もありません。
仕事を辞め、家に閉じこもって寝る間も惜しんでプログラムの勉強をしました。

そうして半年ほどかかってなんとかウェブのサービス、今でいうSaasを作ることができました。

それを唯一の実績として大事に抱えて就職活動をしました。
たくさん書類選考と面接で落ちましたが、なんとかベンチャーのシステム開発会社に入れてもらい、システム開発のディレクションの修業をさせてもらい、どうにかこうにか2017年に独立することができました。

この業界に入って、たくさんのプログラマーの人たちと一緒に仕事をすることができました。
これまで出会ったプログラマーはみんなすごく賢い人たちで、独学でプログラムを身に付けた自分とでは基本的な素養が全然違うということを強く感じてきました。

どうやら私は、幼い頃に自分が思い描いていたんような、恰好良いプログラマーにはなれなかったようです。
それでも、良いものを作りたいという気持ちと、できればみんな仲良くハッピーであって欲しいという自分の方向性を頼りに、可能な限り真摯に仕事に取り組んでいこうと思っています。

お金を稼ぐために知識のない人を騙すような真似はしない。
できないことはできないと伝える。可能な限り期日は守る。
時には怠けることはあるかもしれないけど、人にウソをついたりしない。どんな関係性の人でも雑に扱うような真似は絶対にしない。

そしてできれば、おもしろいものを作る。一緒に仕事をする人たちがみんな笑顔でいられるような人間になる。
世の中が少しでも、ほんのわずかでも良くなるように仕事をする。

そういうようなことを考えながら、毎日をかんばっていこうと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

【好きなもの】
小説:中勘助「銀の匙」、ジャック・ケルアック「路上」
ゲーム:「クロノトリガー」「moon」
漫画:「花男」「鉄コン筋クリート」「どろろ」
ギターヒーロー:トム・デロング(Blink182)、ファット・マイク(NoFX)

追記:上のかっこいい写真は41-moviesの渡邊さんに撮っていただきました。
「ほんと、阪本さん。めちゃくちゃかっこいいのが撮れたわ。」とおっしゃってくださったのでぼくもめちゃくちゃ嬉しかったです。

屋号「カーネルスミス」の由来