1. HOME
  2. 事業概要
  3. 代表者プロフィール
PROFILE

事業概要

阪本 浩介 (さかもと こうすけ)
1976年生まれ。二児の父。

社会に出てから、どうやら自分は人に何かを説明するのが得意のようだということに気づき、30歳になるまでは主にインストラクターとしてキャリアを重ねました。
例えばソフトの使い方やインターネットの仕組みなど、説明すべきことを頭の中で整理して相手の理解度を推し量りながらどのような説明をすれば理解してもらえる考えながら話すという技術に自信を持っていました。

所属していた会社でもなかなか評価していただいていたと思うのですが自分の中ではこのままでいいのだろうかという思いがだんだんと大きくなっていっていました。
思い返せば小学生の頃から、限られたお小遣いをやりくりしてプログラミングの本を毎月購入してゲームを作ろうとしている子どもでした。
ゲームプログラマーに憧れ、自分の考えた最高におもしろいゲームを自分で作って遊ぶことができればどれほど楽しいだろうと夢見ていました。

(ただ、その頃に作ったプログラムはほとんどまともに動きませんでした。おそらくその頃から、ぼくにはプログラムの才能がありませんでした。)

「自分でなにかを作りたい。自分で創り出すことのできる人間になりたい。」
その思いは日ごとに強くなり、随分と遅咲きではありますが30歳をこえてから独学でプログラムを学びベンチャーのシステム開発会社に入社しました。

プログラマーとして入社はしたのですが、独学プログラマーとベンチャーの最前線で戦い続けているプロ・プログラマーとの実力の差は歴然としていました。
ライオンの群れの中にネコが混じって一緒に狩りしてる感じです。
それまで、それなりに自分の得意な仕事で評価を受けていたちっぽけですが大切な「プライド」というやつが容赦なくぺしゃんこになる毎日でした。

仕事でプログラムができるということはとても嬉しいことでした。楽しい毎日でした。
ですが、どうやら自分があまり戦力になれていないという現実は切なく、申し訳ないものでした。

そんなある日、社長さんからクライアント先への同行とプレゼンを命じられました。それは僕の得意分野でした。それは自分がコントロールすることができる舞台でありました。
それからは社長さんと一緒にいろんなお客様のところにでかける機会が増えていきました。そして気付いたらプログラムは全然書かずにディレクターとして粉骨砕身、会社のために身を粉にして働くようになっていました。

結局、ぼくにはプログラムの才能がなかったという話なのですが、こうして社長さんとクライアントさんの所に行けたおかげで、システムの作り方、ディレクターの仕事や会社経営のことなど大事なことを覚えることができました。
社長さんや同僚のプロ・プログラマーの皆さんはもちろん、関わらせていただいたクライアントのみなさんにも本当に感謝しています。

ただ、プログラマーと同様、システムディレクターも肉体的・精神的にハードな激務ではありました。
開発系のベンチャー企業ではあるあるなのかもしれませんが、一週間事務所にカンヅメになって風呂も入らず、20時間働いて2時間仮眠するみたいな感じで壮大な要件定義書を作りあげて、よぼよぼでビルの外に出てみると初夏の爽やかな青空が広がっていて「ほんとにもうこれはちょっと生き方考えた方がいいな」と思ってしばらく空を見上げて立っていたのを覚えています。

それからホームページの制作会社に転職し、貴重な経験を積ませていただいてから2017年に独立。カーネルスミスという屋号をつけて、「自分のペースで丁寧に」を信条に、IT一人親方のような感じで仕事をさせていただいています。
「自分でなにかを作りたい。自分で創り出すことのできる人間になりたい。」という思いは、小学生の頃に思い描いたものとは少し違う形ではありますが実現することができたのかなと思います。

自分には「会社を大きくする」とか「社会を変革する」といった大きな野望は持てません。
ですが「毎日の事業の中でコツコツと実績を積み上げ、立ち止まることなくリスクを取って挑戦し続ける世の中の社長さんたち」に憧れています。
ですので、世の中のかっこいい社長さんたちをサポートするという形で自分の役割を果たせたらと思っています。
そしてしっかり稼いで、ばっちり税金払って、いつか自分でおもしろいゲームを作ろうと思います。

関わってくださる皆さんを、少しずつハッピーにできますように。

【好きなもの】
小説:中勘助「銀の匙」、ジャック・ケルアック「路上」
ゲーム:「クロノトリガー」「moon」「ドラゴンクエスト6」
漫画:「鉄コン筋クリート」「どろろ」
ギターヒーロー:トム・デロング(Blink182)、ファット・マイク(NoFX)

追記:上のかっこいい写真は41-moviesの渡邊さんに撮っていただきました。
「ほんと、阪本さん。めちゃくちゃかっこいいのが撮れたわ。」とおっしゃってくださったのでぼくもめちゃくちゃ嬉しかったです。

屋号「カーネルスミス」の由来